
よけまん?Yoke man?英語?笑 あさぎり町の「ちょっと気になる」を追求!
「よけまん」って聞いたことある?他の呼び方で「ちゃまん」と言ったりもします。これは一言でいうと「おもてなしとギブの精神が詰まった素晴らしい文化」
です!
今回は球磨郡に古くから継承されている「よけまん」について紹介し、日本古来の文化を再認識することによって、より心が豊かな田舎ライフを!
「よけまん」ってなに?
よけまんとは「おやつ・一息入れる」という意味の球磨地方の方言です!
一般的に農作業などで10時と15時の休憩時間にホスト(依頼者)からワーカー(作業者)に提供されるお茶やお菓子などのことを言いますが、ホストによって提供される内容が異なり、ワーカーのみなさんに楽しんで欲しいという思いが込められています!
例えば、果物を出してくださったり、美味しいお菓子や家で作った漬物、おにぎり、農家さんならではの地元料理などを提供してくださいます。

どの農家さんも「食べたいものどんどん食べて!欲しいものがあったらなんでも言ってね!遠慮しないでいいよ!」と、とてもサービス精神が旺盛な方ばかり。会社で出される「形式的なお茶」とは全然違うアットホームな雰囲気に癒されます。

これがよけまんっ!!
実際にいただいちゃいました!
農作業の手伝いで農家さんを訪れた時によけまんを頂きました!
都会での会社員時代はみんなで休憩しながらおやつを食べるという文化が無かったので、最初は驚きました。
印象に残っているよけまんは自家製の干し柿や庭で取れたみかんですかね!年齢層高めのメンバーの時はエスカップとオロナミンCが箱ごと置かれてました(笑)

ハイグレードよけまん
意外と準備する側は大変?
ただ、提供側からしたらとても大変なんですよね。
相手の年齢や性別、性格から好きそうな食べ物を準備したり、連日の作業の場合は前日とできるだけ違う内容のよけまんを準備したり、寒い日でも重労働の場合はあえて冷たい飲み物を用意したりと、気を遣うことが多いのだとか。
お金を払って仕事をしてもらうだけの関係ではなく、人と人との繋がり を大切にしてる文化がとてもあさぎり町らしくて良いですね!

この素敵な「よけまん文化」をこれからも残して行きたいですね。
みなさんも農作業や家のリフォームで作業者や職人さんに来て頂いた際には「よけまん」を出して、みんなでわいわいしながら楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか!
あさぎり町に来た際はぜひ、よけまん文化を体験してくださいね!