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あさぎり町の“朝霧”をたどる旅。見られる季節とおすすめスポット

あさぎり町の“朝霧”をたどる旅。見られる季節とおすすめスポット

熊本県・人吉球磨にあるあさぎり町では、晩秋から冬にかけて朝に霧が現れる日が多くなります。
地元では当たり前の景色ですが、初めてあさぎり町を包む霧を見た時は、とても幻想的な雰囲気に包まれました。

霧に包まれる町、あさぎり

熊本県人吉球磨盆地の南側にあるあさぎり町では、山々に囲まれた地形の影響で、気温差の大きい季節になると朝に霧が発生します。町名の由来にもなった「朝霧」は、この地域ならではの風景です。

千望展望所(あさぎり町上西)から見える雲海

霧が見られる季節と時間

霧が最も出やすいのは11月〜2月頃。特に冷え込んだ朝は濃く、田んぼや川から白い霧が立ち上がります。発生しやすい時間帯は朝7時頃から、遅い日は10時頃まで。太陽が出て気温が上がるにつれ、少しずつ薄くなっていきます。時間によって景色の変化が楽しめるのも魅力です。

霧に包まれるあさぎり町はどこか幻想的

おすすめスポット

霧が出る季節にぜひ立ち寄ってほしいのが、千望展望所(球磨郡あさぎり町上西)です。

町の中心部から少し高台へ上がった場所にあり、条件がそろうと霧が谷全体に広がり、まるで雲の上に立っているような雲海の景色を見ることができます。朝の静かな空気の中でゆっくり景色を眺めていると、町の広さや季節の移り変わりを感じられます。

運が良い日に訪れると、あさぎりの名にふさわしいダイナミックな朝霧の姿に出会えるはずです。

街一面に広がる雲海は絶景!

暮らしていると感じること

あさぎりで暮らしていると、霧は季節の変わり目を知らせてくれる存在です。
通勤中に霧で遠くの山が隠れていたり、朝日が差すと一気に視界が開けたり。特別な場所に行かなくても、日常の中で小さな発見があります。

旅のついでに、少し早起き

県外から来た方にも、ぜひ霧の出る朝を歩いてみてほしいです。
観光名所が並ぶような派手さはありませんが、静かな田畑と白い霞の中を散歩するだけで、この町らしさが感じられます。

霜がおりる日や、薄く霧が残る時間帯は写真も撮りやすく、運が良ければ幻想的な一瞬に出会えるかもしれません。

今しか見られない「あさぎり町の霧景色」、ぜひ見に来てみませんか?

お気に入りの霧スポットを散歩中