あさぎり町上南にある「上薬師保育園」にお邪魔してきました。
車を降りた瞬間、耳に飛び込んできたのは、元気いっぱいの子どもたちの歌声♪
その歌声に誘われて園に足を踏み入れました。
上薬師保育園は、現在23名の園児が通う小規模な園です。
少人数だからこそ、子どもの表情やしぐさ、小さな変化にも気づくことができ、安心して過ごせる環境が整っています。
土に触れて、心も育つ
上薬師保育園では「上っ子農園」と園庭のプランターで季節の野菜を育て、子どもたちが種まきから収穫までを体験しています。 地域の方との交流もあり、育て方を教えてもらうことも!
収穫した野菜は給食に登場し、「自分で育てたから食べる」と苦手な野菜にも挑戦する子が増えているそう。
自分で育てたからこそ、ちょっとだけ勇気を出して口にしてみる。その一口が「おいしいかも」に変わり、子どもたちの成長につながっています!
最近では芋ほりをしたそうです🍠
土の中から顔を出すお芋に歓声をあげながら、夢中になって掘る子どもたちの姿が目に浮かびます。
収穫の喜びを全身で感じる、そんな体験が日常の中にあるって、本当に豊かですね。
遊びながら学べる♪“好き”が見つかる才能タイム!
上薬師保育園では「才能教育」というユニークな取り組みも行われています。
文字・数字・英語・ことわざ・詩・早口言葉などをフラッシュカードにして、さまざまな分野にふれることで、子どもたちの“好き”や“得意”を見つけるきっかけをつくっています。
朝のお集まりでは、自分の名前の一文字でもいいからわかるようになることを目指していて、少しずつ文字に親しんでいけるよう工夫されています。 12月には発表会があり、保護者の前でこれまでの成果を披露するそうです。
中には、3歳児でもゆっくりではありますが絵本が読める子もいるそうです。
ひらがなに興味を持ち始めるこの時期に、もう絵本が読めるなんて…すごい!
先生たちが楽しみながら取り組んでいるからこそ、子どもたちも「やってみたい!」という気持ちで学びに向かっていけるのだと思います。
子どもたちの遊びから広がる成長の時間
室内では椅子取りゲームやフルーツバスケットなど、ルールを理解しながら楽しめる遊びが行われているそうです。外ではブランコや鬼ごっこ、しっぽ取り遊びなど、体を動かす遊びが人気とのこと。また、最近は「だるまさんが転んだ」で遊ぶ姿も多く見られるそうです!
園長先生の言葉から感じた、園と家庭がつくるあたたかい育ちの場
インタビューを通して、園と家庭が手を取り合いながら、子どもたちの成長をやさしく見守る環境が整っていることが伝わってきました。
上薬師保育園では、跳び箱・鉄棒・マット運動などの運動遊びを取り入れており、外部講師に頼らず、先生が自ら研修で学んだことを活かして、子どもたちに直接指導しています。できない子の気持ちに寄り添いながら、先生同士で「どうする?」と話し合い、子どもたちの声にも耳を傾け、保護者にも「今こんな様子ですよ」と丁寧に伝えながら、無理なく進めているそうです。
また、保護者の表情や様子を見て、「お母さん、元気?」と声をかけたり、「最近どうですか?」と気にかけるような、やさしい関わりを大切にしていることも印象的でした。園と家庭が自然につながり、子どもたちが安心してのびのび過ごせる、そんなあたたかい場所であることが園長先生の言葉から感じられました。
そんな素敵な上薬師保育園さん、皆さまのご来園を心よりお待ちしております♪
園の概要
-
園名
上薬師保育園
-
住所
熊本県球磨郡あさぎり町上南1364
-
電話番号
0966-47-0206
-
園定員
30名
-
受け入れ可能クラス
0歳児(2ヶ月)~5歳児
-
送り時間
7:30
-
迎え時間
18:30
-
延長保育
なし
-
給食
あり(3~5歳児は白ご飯持参)
-
アレルギー対応
あり
-
服装
以上児:体操服 未満児:自由
-
一時保育
あり
-
利用時間
8:00~17:00
-
利用料
1日:1500円 1時間:200円
-
土曜保育
あり
