2025.7.4
イベントレポート「komeito田植え体験!」

6月22日に田植え体験イベントを実施しました!
天気はあいにくの雨。けれど、その雨が思いがけず私たちの心を解きほぐしてくれることになりました。

雨の中、笑顔で始まった田植え体験
am9:00
球磨地域有機農業推進ネットワーク代表でもある荒毛正浩さんに講師として来ていただき、
田植えの基本や雑草が生えない田んぼづくりを教えていただきました!

am9:30
朝から降ったり止んだりのお天気の中、田植えstart!
雨でぬかるんだ泥がずっしりと足にまとわりつき、それがかえっておもしろくて、
ぬるっと滑る足元にキャーキャー言いながらも、皆さん真剣に一本一本
苗を植えてくださいました。
植え付け中も会話を楽しみながら進めておられ、田植えが大人の雑談場所になるのか!
と新たな発見もあり。

雨で全身が濡れた子どもたちは水遊びが始まったとばかりにテンションMAX!
「あめあめふれふれ~!」と大合唱が始まり、大人たちは「やめてくれ~!」と
叫びながらも、いつしかその歌声が私たちの応援歌になっていました♪

am10:30
「よけまん」を楽しみながら、しばし休憩。
赤米を入れたおむすびに、自家製紫蘇ジュース。ヴィーガンスイーツで充電完了!
再び田んぼへ向かいます!
(よけまんって何!?過去の投稿記事はこちら!)

pm12:00
手植え終了!
約2時間で田んぼの1/4が見事に緑色に染まりました!

苗が可愛いって、こういうこと!
田植えを終え、自分の手で植えた苗はどれも愛おしい!
最初はたった数本の苗だったのに、整然と並んだ苗たちを見ていると、
「こんなに頑張ったんだなぁ」と胸がじんわり温かくなりました。
イベントが終わったあとも、なんだか田んぼが気になってしまい、
夕方に子どもたちと一緒に見に行くことに。
すると「もう一回手植えしたい~
」とまさかのリクエスト。
嬉しいじゃないか。
体はバキバキだけど、よしやるか!と、再び家族だけで田んぼに入りました。

アーシング?自然が教えてくれたこと
裸足で田んぼに足を入れると、泥のひんやりとした感触がとても気持ちよく、
心がじわっと解けていく
のを感じます。
心も体も驚くほど軽やかで、これが「アーシング」や「デジタルデトックス」と
言われるものなのかも。
けれど、そんな言葉を使わずとも、体感として「なんか気持ちいい」「すっきりする」と
感じられるのが、田んぼの魅力
なんだと気づかされました。
ただ土に触れ、ただ泥に足を入れ、みんなと話をしながら苗を植える。
それだけで人間ってこんなにも満たされるのだ
と不思議な感覚でした。

「あの田んぼ、見に行こう!」
今回参加した娘たちは、田んぼの前を通るたびに「ここ楽しかったねー!」と
目を輝かせながら教えてくれます。
そんな風に言ってくれるとも思っておらず、正直私も驚きでした。
一緒に腰をかがめて頑張った思い出。
泥まみれになって笑い合った思い出。
育てた苗を共に見守って、成長を喜び合う。
田植えが家族の絆をぐっと深めてくれる体験となりました。
きっとこう思えたのも「私たちで植えた、私たちの田んぼだから」
お米作りの醍醐味は一度の体験では味わいきれない
のだと
改めて感じることができました。
だからこそ、田んぼと長く関われるオーナー制に繋げていきたいな
そんな気持ちがぐんと強まりました。

田んぼを通したコミュニティ「komeito」
今回は田んぼを舞台にした参加型の体験コミュニティ「komeito」の企画。
お米作りの楽しさや豊かさを多くの人に体感してもらいながら、
将来的には田んぼのオーナー制度のような仕組みに育てていくことを目指しています。
田んぼは、人と人、そして人と自然をつなぐ場所。
スマホを触るよりも土の感触、ゲーム遊びよりも泥遊び。
子どもも大人も、ほんの少しの勇気と好奇心さえあれば、
田んぼは最高の遊び場にもなり、学び場にもなる。
今年の田植え体験イベントは、そんな未来への小さな一歩でした。
来年は、もっと多くの笑顔があさぎり町の田んぼに 集まりますように。
そして、田んぼを通して生まれるたくさんの絆が、
この土地に、そしてみんなの心に根を張りますように。

最後になりましたが、
こうやって楽しい田植えができるのも、熱い中草刈りをしてくれて、
毎日水の管理をしてくれる主人がいてこそ。
ありがとう!!