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フランスからあさぎりへ。料理との出会い

フランスからあさぎりへ。料理との出会い

Tranquille(とんきる)のシェフとしてあさぎり町でフレンチを振る舞う岡田さん。
なぜフランスからあさぎりなのか!料理との出会いは、フランスでの生活は〜!
などなど聞いてみたいことをきいてきました!

Tranquille(とんきる)の記事はこちらをご覧ください!

フランスに14年いました

早速ですがまずは岡田さんの情報を聞いちゃいましょう!!

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Yufuka

岡田さんはどちらのご出身ですか?

岡田さん

京都の出身です〜。京都の飲食店で働き、その後はフランスに14年いました。

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Yufuka

14年もフランスに!?どうしてまたあさぎり町に来られたんですか?

岡田さん

自分でお店持つことを条件に帰国してきました。笑 パートナーがこっちの方の出身で、それもあって。

帰国後はあさぎり町で暮らし、多良木にあるTARAKIYAでのフレンチレストランや、マルシェでのコーヒー販売など、イベントへの出店もされていました。
2023年12月、あさぎり町上地区の古民家でフレンチレストラン「Tranquille(とんきる)」を開業!

料理との出会い

5人兄弟の岡田さん。当時は、料理が好きという以前に、兄弟全員で家事の手伝いをしなければならない環境だったため、気づいたら料理をしていたそうです。
自分が食べるために作る。その積み重ねがあり、次第に料理の腕が上がっていったそう。

フランスでの出会い

高校卒業後は料理の専門学校に進学し、その後約5年間は日本料理店で働いていた岡田さん。
しかし、当時料理に対しての熱意が薄れてきてしまい、ご自身が行きたかったフランスへ行くことを決意。
もともとフランスでは料理をするつもりではなかったため、包丁なども持参していなかったそうです。フランスを旅しながら、生活費を稼ぐためにフランスのレストランでアルバイトを始めます。
フレンチレストランで10年以上料理を作り、その後はバックパッカーで旅をされていたそう。ヨーロッパやアフリカの様々な国を周り、見聞を広められました。

岡田さん

フランスが自分のいるべき場所だと思いましたね〜。

岡田さん

フランスは個人の意見が主張でき、そして個人として尊重される国。確かに差別的な目線がある人もいますが、周りにいた方は「日本人は勤勉で技術力が高い」と認めてくれていました。

フレンチに興味を持ったきっかけ

一度は料理への熱意が薄れてしまった岡田さんですが、なぜフレンチに興味を持たれたのでしょうか?

岡田さん

フレンチ料理は科学的で面白いと感じられました。
食材や調味料を調合する割合によって味が変わる。
使われる調味料の種類も幅広く、細かい調整によってより美味しくなります。

岡田さん

日本料理は基本的に「酒・醤油・みりん」で出汁をどれだけ美味しく作れるかですが、フレンチは多様な食材や調味料で美味しさを作り出します。
その実験的な感覚が面白さに繋がりました。

岡田さんのモットー

モットーを持たないことが、岡田さんのモットー。
考えや価値観に縛られず生きていきたい。
好きな言葉は平家物語の導入部分。 
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・」
同じようで、同じことは2つとなく、目で見るものも、同じようで同じものは1つもない。コーヒーも同じように淹れても、1杯1杯違う。

岡田さんが作る唯一無二のフレンチ、丁寧に注がれる一杯のコーヒーには、ご自身が大切にされている思いが、美味しく濃縮されています。

そんなカッコイイ生き方をしている岡田さんの料理を食べてみたい方!
ぜひあさぎり町の「Tranquille(とんきる)」に行ってみてくださいね。